リトアニアによるカリーニングラード制裁がいま危険な状態になっている。余談だがここで「飛び地」の在り方によって単語が使い分けられているので紹介する。
文例(1)Kaliningrad is an exclave of Russia.
カリーニングラードはロシアの「飛び地」である。
(出典はこちら→https://eitangoproject.com/mame/enclave-exclave/)
文例(2)ローマの中にあるバチカン市国は"Enclave"(飛び地)である。
この二つの単語の意味は同一だが、バチカンが飛び地であるのと、カリーニングラードの飛び地は意味が違う。
カリーニングラードはもともとプロイセン王国であったが、第一次大戦後ドイツが敗戦し、その後南半分をポーランドに、北半分を旧ソ連に割譲された。当然大量の難民が出た。現在ロシアにとってこの地は工場も多く、軍事拠点としても重視される。それが環境破壊の一因になっているようだが。
この飛び地が100年を経て新たな火種となってきた。