HOME > 阿部浩之会長の写真コラム > (続)土門拳 2022年8月20日 この書籍はだいぶ手垢がついているが、自分にとっては最高の「写真指南の書」となった。座右の書ということだ。写真を始めたあの頃の熱量はどこへ行ってしまったのか、今は懐かしむだけだが。 出版は「築地書館」1974年 彼の生涯の仕事ぶりを思うと、写真家というより命を張った勝負師に近かった。この著書で語られたなかで最も好きな一文がある(以下太字)。 発想があいまいなままにシャッターを切った場合は、写真ができてから、画題のつけようがなくて困るもんだ。 Twitter Share LINE コピーする