なんと素敵なビンテージバイクだ。貴重な写真が出てきた。これは写真館2代目の父が愛したバイク。クロームメッキのタンクがきれいに磨かれているが、そこに父の姿は写り込んでいない。
ここで気づいたが、セカンドシートはかなりくたびれている。おそらく頻繁に重い機材を載せ、田舎道を走ったのだろう。載せる荷物は精密機械のカメラだから、クッションシートをはずさず、そのままカメラバッグを載せたのかもしれない。
様々な愛着を感じる道具。父に対する思いを忘れぬよう、ここに残しておく。
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