ジブラルタル海峡

各国を渡り歩き、お国自慢の教会を眺め、様々な料理を食べ、気候風土を味わった。ここでは観光写真よりも興味深い街の姿をご紹介します。名付けて「世界の壁シリーズ」

ジブラルタルで見かけた銃弾の残る壁

表題のジブラルタルはスペイン・イベリア半島にあって、この街だけが英国領。18世紀から現在までスペインと英国は領有権問題で争っている。軍事戦略的にも海上交通路を抑えることは最重要。英国は手放すはずもない。南シナ海で行われている米軍の「航行の自由作戦」でも、いかに海路が重要であるか思い知らされる。安全保障は国家存立にかかわる。

安全と言えば、20年ほど前のイタリア南部地域は、街を一人で歩けなかった。マフィアの銃弾が飛んでくるなどと警告を受けた。現在でもナポリなどは典型的ラテン気質と気候風土に加えて、最近では移民が入り混じり、底知れぬ喧噪が渦巻く街だ。マドリッドも思い出深い。街歩きしていると、スリ軍団の4人組に囲まれたりもした。一人歩きは危険を呼び込む。やはり日本は世界で一番クールで安全な国であることを実感する。

セビリアで見かけた民家の壁。いちばんのお気に入り

 

シチリア島エリチェのユダヤ地区で

 

シチリア島タオルミーナ

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