先日紹介したアマルフィから、ここポジターノまでは車で３０分ほど。１２月の南イタリアはこの日も穏やかな気候に恵まれ、地中海も凪いでいた。このままここで一日地中海を眺めて過ごせたら、そんなまったり気分にさせてくれる。断崖絶壁の上にいるから、朝陽も夕陽も思うがままの角度、高低差で見られる。
この街も道幅は対向ができないほどの狭さ。路線バスも通るくらいだから、住民たちには慣れたものなのだろう。バスドライバーを信頼するしかない。ディズニーのアトラクションよりスリルを味あわせてくれる。車酔いする暇もない。
ポジターノからアマルフィへ向かう、車窓からの地中海
ホテルロビーに展示された初代ベスパ
この日の宿泊はポジターノ・アートホテル（ホテルの正式名称は長くて発音できないので省略）。崖の街のてっぺん近くに建つホテル。どうも個人オーナー色が強いホテルだったが、星の数は４つもあるのだから異存はない。ただしエレベーターにトランク二つを載せるといっぱいで、人間は乗れない。趣味性の高いホテルということにしておこうか。
