コメルシオ広場

リスボンで宿泊したホテルは"Pousada de Lisboa,Praca do Comercio"(本コラムの別ページで紹介済み)。つまりコメルシオ広場にある”リスボア・ホテル”ということ。ホテル名に住所が付いているので迷子になることはない。テージョ川沿いの広場で、そこはリスボンの官庁街でもある。近くに巨大なテントで営業するレストランが幾つも連なる、イベント会場にもなっている。この日も深夜までマイクで歌い、歓声が沸き上がっていた。

観光立国を目指すポルトガルは、我が国より景観インフラが進んでいる。統一性が保たれているのは間違いない。建物の色素材、屋根の色など。なにより路面電車の路線以外どこにも電線が露出していない。ヨーロッパ各国は町の美観維持のため100年以上も前から取り組んでいるようで、その違いは大きい。日本の街並み風景を京都や金沢のように美しくしていく努力を、我が町に拡げることから始めよう。自ずと郷土愛が形になっていく気がする。100年かかるが。

カーニバルに迷い込んだかのような市場。さしずめ高知の「ひろめ市場」だ

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