訪問する国の国旗くらいは知っておこうと調べてみると、トルコ共和国 (Republic of Türkiye) は飛んでもなく尊敬に値する国家なのだ。
国土面積は日本の倍ほどの広さで、ヨーロッパとアジア、アフリカの結節点。かつてはコンスタンチンノーブルと呼ばれていたが、現代ではイスタンブール。てっきりここが首都だと思い込んでいたが、正解はアンカラ。総人口は8580万人。別にクルド人、シリア人移民が320万人。トルコ南部には現在も国境紛争地域が多い。さらに住人は増えていく。ソ連崩壊後、ウクライナ、カザフスタン、ウズベキスタンなどからも流入し、現ロシアのウクライナ侵攻後、さらに輪をかけて増加している。つまり世界一の難民受け入れ国なのだ。

トルコ ・クシャダス(Aydın Kuşadası)
さてようやく表題のオスマントルコだが、13世紀末から始まり16世紀には東ローマ帝国を亡ぼす最強軍事国家に発展した。多民族・多宗教を包含する巨大な帝国として、遠く北アフリカまで地中海一帯の覇者となった。その後第一次大戦を契機に帝国が崩壊する1922年まで、600年に渡る歴史を刻んだ。
現在も民族多様性、多神教の受け入れなど、アメリカを凌ぐ国家である。