この機種、まるでプチ”Leica”ではないか。"Fujifilm X half" はネーミング通り、往年のフィルムカメラを思い起こさせる仕掛けを様々用意している。例えばカメラを普通に構えたとき、フレームは縦位置撮影になる。これは往時のハーフサイズ・フィルムカメラの特性をそのまま再現している。
そして、ボディ裏面にはフィルム装填小窓に似せた液晶表示がある。これは便利な機能で、撮影時にもっと積極的に色表現を使いこなして欲しい、というメーカー側の提案だ。スマホカメラでは味わえない撮影の実感を提案するかのように、ビューファインダーが用意されている。
心憎いカメラである。