今から30年ほど前までは、どんなカメラを使っていたか。ここでご紹介する。
下写真の大型カメラは小型カメラに比べれば、圧倒的な写りをしてくれる。デジカメの解像度優劣など、このカメラを前にしては吹き飛んでしまう。そして遠近感、ボケ味、質感など、大型カメラでなければ再現できない。当時、各種の大型ビューカメラを使っていたが、今も完全整備で動くのは父の形見”リンホフ”1台だけとなった。

写真手前が”リンホフ・スーパーテヒニカ”、奥が”ホースマン・Wベローズ”。いずれもドーリースタンドに載せねば使えない。
30数年前までは大型カメラ全盛期。ちなみに大型で1カットあたりのフィルムコストは600円掛かった。デジカメ全盛の現代では、直接コストは保存メディアと電気代だけだ。だが、サーバーの維持、セキュリティ投資でコストは増え続けている。