デジカメ遍歴番外編”SIGMA SD Quattro H”

昨日、これで「デジカメ遍歴」記事はおしまい!そう思い立った矢先、不意に忘れてならないカメラを思い出した。会津のレンズメーカー”SIGMA”。大震災にも負けず、大手メーカーのはざまに翻弄されながら、唯一無二のカメラを発売した。それが"Quattro"というカメラ。

なぜその名がついたのか? それはこのカメラが単一ピクセルで3色を再現するのでなく、3層3色キャプチャーを成し遂げた"FOVION"センサーを開発したから。これを解説するととんでもないことになるので止めておく。下に"Quattro"の作例を掲げた。一言でいえば、5000万画素相当の高精細で独特の画像を作り出す。

このカメラは買い込んで1か月で手放したので、これ以上語ることは出来ないが、実はカメラよりこのレンズの魅力に憑りつかれている。ディストーションのない超広角レンズは他に存在しない(ほかにSONYも販売しているが、"SIGMA"のOEM製品)。このようにSIGMAは時々とんでもないものを作り出すメーカーだ。とんでもなく重いレンズだが。

SIGMA 12-24mmレンズ。いつでも出動できるよう保管庫に収蔵

写真はいずれも秋田。おとなしい抑えられた色調に好感が持てる。

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