スペイン・ビルバオのグッゲンハイム美術館

世界にはグッゲンハイム美術館は何か所あるだろう。調べてみると世界に5か所。数十年も前にニューヨークの同美術館に出掛けたが、その印象は巻貝のような建物に入り、目が回るほどグルグルとスロープを下りながら展示物を見て回った。それしか記憶にない。ここビルバオの同美術館は、それに比べて圧倒的に巨大な施設で、チタン製の外観。奇抜で規模も大きすぎて、その全体像がつかめないほど。美術館全体を写そうとするなら、かなりここから遠ざかる必要がある。

グッゲンハイム財団(ソロモン・R・グッゲンハイム財団)の総資産は360億円。収入の4割を地元政府の補助金、寄付金で賄う。このビジネスモデルは類を見ない見事なものだ。

おなじみ巨大な彫刻作品”パピー”

美術館の地下トイレには、建物外装に使用されたチタンのサンプルが額装にして飾られていた

建築家磯崎新の手がけたビルは美術館の隣にある

残念ながら美術館の魅力をお伝えするには力不足。ご自分の脚でお出かけください。

© 2025 阿部写真館 公式:1936年創業の花と光に包まれたフォトスタジオ