表題のエルカンターレとは、大川隆法自身を「地球神」として名乗る際に用いる名称で、幸福の科学の教義においては神の呼び名となる。
故大川隆法氏の著作を友人から数冊頂いたので、義務として一冊だけ読んでみた。書名は思い出せない。読書メモによると2005年に読んでいる。本書に描かれていたのは「地球第8文明(今我々が住む世界)」の物語だ。ハンチントンの「文明の衝突」のSF版と思えばいい。
ー以下、読書メモよりー
作中の主人公アグネスの反省から始まる小説3話。 理性や科学信仰の偏った支配により人類は破滅に向かった。 地球を実質支配するアメリカ人たち。彼らは魂の本質に気づかなかったため、 地球を救う万能の価値観を見出す事が結局出来なかった。 我々日本人はそれとは違った視点を持つ。それは大いなる存在を求めることより、 日本古来からある勤勉の精神、隣人への愛こそ取り戻すべきことであると。 それをこの本から教えられた。 描かれているような、時間の壁を乗り越えて次元を越えた空間移動が出来る時代は、来るのだろうか。それは来るかもしれない。 ここで描かれている動力源、それは精神エネルギーを物質化したものであるとする。それによってテレポーテーションも可能というわけだ。人間も意識というエネルギー体なのだから、伝達できるはずだ。 一方でアンドロメダにもう一つのマザー銀河が存在し、そこにもう一つの地球があるとする。これらすべては好奇心いっぱいの主人公アグネスの行動と共に語られていく。それらはまさしく驚くべき体験だ。
さすがにワープ航法や酸素発生ガムなど、超次元の技術にはついていけなかった。しかしあっても不思議はない。 これらのヒントはホーキング博士のベビーユニバースを想起させた。 修行のための星にアグネスは渡るが、師から教わる「戦闘訓練」も「愛」も超未来的願望だ。SFスペクタクルとして楽しませてもらった。

写真は品川水族館のクラゲ