A.L.S.のために声を失ったホーキング博士は、音声合成システムの力を借りて〈彼の声〉を取り戻した。その裏側にあったのは、インテルの創業者であるゴードン・ムーアとの出会い、インテルの開発チームの苦闘と創意工夫、そして博士の「声」への執着だったそうだ。
ホーキング博士の著述には「ワーム・ホール」、「ベビー・ユニバース」、「虚時間」など常人には理解できないフレーズが山ほど。1990年NHK出版から出された「ホーキングの最新宇宙論」を手にしてみたが、101ページ目に栞が挟まれたまま読書は止まっていた。
一昨年博士は亡くなった。生前彼は英国版”WIRED”に語られた遺言のような言葉がある。
- AIが人間を超えるかもしれない。
- 宇宙人とアクセスするな。彼らは地球上の資源を持ち去るだけかもしれない。
- 人類に残された時間はあと100年かもしれない。
皆さんその日をどう迎えられますか?