彼が生きた時代背景を一言で述べると、宗教戦争によってピューリタン革命が決着。神聖ローマ帝国も滅び、アメリカの時代がやってきた。その中で「神は死んだ」との主張は神を唯一絶対神としないとする挑戦的行為。著者・イエス様・絶対神が三つ巴になって語りだす物語だからこの書物はとても不可解。読んでもチンプンカンプンといったところ。しかし「ツアラツーストラ」を英語にすれば「ゾロアスター」(拝火教)。
(なんだ。そんなことか)
「修験道」(自然崇拝)なのだ。日本には古くから八百万の神々がいる。ニーチェがそれを知っていたなら、こんなややこしい本は生まれなかっただろう。