映画「バニシング・ポイント」

1971年上映。アメリカンニューシネマの真っただ中の作品。本国では評判を呼ばなかったが、日本でヒットした。主演はバリー・ニューマン。

写真はWikiより

この映画は18歳の時、高知の映画館で見た。友人と2人四国横断キャンプを敢行。ところが旅程が長引き、あげく台風に見舞われ、仕方なく朝まで映画館で粘った。

大好きなロードムービーだ。東海岸から西海岸まで客の依頼で車を陸送する運び屋の物語。ゲイからドラッグ、新興宗教まで登場する。友人と2人興味深く目を見張ったが、眠気が勝ったのか内容は記憶の彼方。

ニューシネマのウェーブはベトナム戦争がなければ生まれなかった。僕らはあの頃反体制がカッコいいと信じていた。この映画はその象徴的なストーリー。

大学に入学してもゲバ棒を持った集団に囲まれ講義を受けることもできなかった時代だから、この映画はうけたのか。

そして半世紀、あの「安保反対」は何だったのだろう。

 映画に登場するクルマは、ダッヂ・チャレンジャー

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