母親への見舞いはまるでインタビュー。記者の僕は昭和初期の時代背景を満喫出来て面白い。
毎月、母の入所する施設に通うと、おしゃべりな母からは無限に言葉が飛び出してくる。
おかげで、戦死した母の弟のことから、曾祖父のことまで断片的に拾いだせます。
ところがコロナ騒ぎのせいで見舞いが出来ない。施設からは県外の面会者「お断り!」とされている。どこにも恨みをぶつけられないことが歯がゆい。
祖父の昭和を小説化するのが次の目標。ステイ・ホームのおかげで自由な時間が増え、嬉しいことも起こります。明年三月には幻冬舎より拙著が出版されることが決まりました。