「はや一ヶ月。神戸報告」
神戸北野に移り住んで一月が経った。1Kのアパートにはベッドとちゃぶ台に乗ったPC、そして冷蔵庫。洗濯は手洗いだ。何もないシンプルを極めたような生活。不満はこのビルの下から上ってくる厨房の排気が気分を悪くする程度。一方で生活の質を上げてくれるような、素敵なスーパーマーケット「いかりダイニング」のファンになった。時間はたっぷりある。孤独の絶頂も体験している。また仕事にどう取り組んでいくかはまったく未知数。でもいいビジネスパートナーがいる。一年で答えは出すつもり。
以上の記述は、2010年7月26日月曜日のブログ日記より
ではいまはどうだろう。この後、大阪靭公園にスタジオは引っ越した。後継者たちが立派に営業している。本能的な上昇志向から徳島でいると、気持ちは神戸へ向く。神戸に住むと、この地の凋落ぶりがわかる。それではと、さらに大阪へ昇りたくなるもの。
しかし根っこは徳島に。本拠地がすべてだ。出てみて初めて気づかされる。