私の最も関心事である「臨済宗」の中興の祖が一休さんなのです。臨済宗大徳寺派の本山・大徳寺は鎌倉時代末期に建立された。度重なる戦乱に見舞われ荒廃したが、一休和尚によって再建された。寺はのちに秀吉にも重用されるが、あくまで在野にあって座禅の修行に専心した。また茶湯など京都・東山文化にも大きく影響を及ぼした。ところが明治政府は政権をとって即、「神仏分離令」を発布した。
これによって寺の打ち壊しは全国に巻き起こったが、特に京都、奈良、宇治などの寺は酷い破壊行為に見舞われた。このままでは申し訳ない。そんな気持ちを抱いている。