頭骸骨の中心に「蝶形骨」があります。その骨のすごさをご紹介します。
-上図はhttps://seitai-sora-aya.amebaownd.com/posts/1506477より抜粋-
この骨は身体全体のバランスをつかさどっているそうです。私は体の不調を整えてもらうとき、「テアテ・セラピー」を受けます。その施術は施術台に横たわる私の身体をすこしづつ揺らすだけ。いつの間にか眠りに落ちてしまいますが、目覚めると頭痛から身体の違和感までもが消え、一切が楽になっているのです。施術が終わって施術者の先生から説明を受けると、
「どこかの歪みを察知して整えようとするのが頭骸骨の中心にある〈蝶形骨〉の役割。蝶の羽のように一対あり、その状態が時にアンバランスになるのです。そこを整えることで身体全体も整っていきます。まず足首を揺らしながら緩めていきます。末端部が歪むと蝶形骨もバランスを崩すのです」
人体のメカニズムは宇宙の不思議さと同様、まだわかっていないことのほうが多い。例えば、我々の中枢である脳幹、これは生命の維持装置とも言える。ここから蝶形骨に指令が出ており、生命維持のための最適な指令を出しているはず。しかしその指令に、つまりこの指令という電気信号も、時にストレスなどの身体状況バランスを正そうとするのではないだろうか。てあてセラピストの施術の基本はここにあるのではないでしょうか。
この考え方を科学者の立場の方は否定されるだろうが、現実に蝶形骨がバランスを崩して歪んだりする現象をどう説明できるのでしょうか。
私の場合撮影業務以外は、ほとんどパソコンに向かっている。時に8時間以上。
パソコン人生は楽しいことばかりではない。一人きりでディスプレイに向き合っているが、気分はネットを通して世界と繋がっていると錯覚しているのかもしれない。本来は人と協調して暮らしているほうが精神的にも安定するはず。
言い換えると、集団から離れることを脳幹は受け入れられない。私の脳幹も孤独に身を置くことを望まない生き物。(誰かと繋がれ!)、そう指令を出しているのかもしれませんね。
ここで、てあての先生のもうひとつの助言が続きます。
「阿部さん!いつもあなたの大切な『身体さん』の立場に立って、今起きてることを眺めてみることが大切なんですよ」
自らの身体は口に出して訴えてこない。我々には潜在意識と顕在意識という機能の二面性を有しています。
てあての先生の助言がさらに続きます。
「あなたの下顎は潜在意識と連動している。また上顎は潜在意識と繋がっているのです」
顎関節は時々ズレたり、歯ぎしりをするようなストレスを受けたりしています。自分の意識の90%を占める潜在意識が悲鳴をあげていたのかもしれません。意識と身体各部はリンクしているのです。ストレスに打ち勝とうと頑張ることは、自虐的だということです。