禅語一覧

毎月仲間と通う大阪の座禅研修会「土野塾」は、関西一円から40人以上が集まる。ここでは禅語も教わる。長い歴史を経て、日本語表現として定着した禅語。現代社会で我々は知らず知らずのうちに、その言葉を使っている。その教えの中から一部を紹介する。

アドリア海にて

【あ行】

◇挨拶(あいさつ)何気なく交わす一言から察すること

◇暗証(あんしょう)情報ばかりではだめ、考えてばかりでもだめ

◇縁起(えんぎ)原因は必ず存在する、原因は無限に存在する

◇億劫(おっくう)気が遠くなるほど、永遠にも似た時間の世界

【か行】

◇喝(かつ)迷いを吹き飛ばす言語を超えた声

◇我慢(がまん)慢心を抱くことで正しさから遠ざかる

◇行雲流水 あらゆる物事は変化する。過ぎ去る。抵抗しないこと。

◇供養(くよう)自分の生き方が亡き人心を写す

【さ行】

◇慈愛(じあい)恋と愛の違いとは何か。そのどちらでもない。

◇慈眼(じげん)叱って伸ばす、褒めて伸ばす。

◇自在 何でも難しいと、思うのでなく、それは簡単だと思え ば叶う。

◇自灯明(じとうみょう)本当に自分を支えることができるのは、自分だけ。

◇主人公(しゅじんこう)個性とは奇をてらうことではなく、自分らしく生きる。

◇上品(じょうぼん)人は1人ひとり皆違う。

◇所詮(しょせん)夢とは自分にとって何なのか。

◇身心(しんじん)イライラを治すなら、心でなく体に意識を向けたほうがいい。

【た行】

◇担板漢(たんばんかん)禅における「バカ」とは何を指すのか。

◇智慧(ちえ)智慧と知恵の違いから「賢さ」の質を考える。

◇知足(ちそく)幸せとは心の充足度。

◇中道(ちゅうどう)苦にも楽にも偏らない道、真ん中という生き方。

◇徹底(てってい)自分の頭で考え理解して、はじめて情報は知識になる。

◇天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)

 「尊ぶ」と「貴ぶ」の違いを知ろう。

◇同事(どうじ)相手の立場に立ち、相手と同じことをしてみる。

【は行】

◇八風(はっぷう)吹けども動ぜず動じることのない不動心。

◇百尺竿頭 ゴールは終わりではなく新しいスタート。

◇百不知百不会(ひゃくふちひゃくふえ)人生の不思議、命の謎。

◇不立文字(ふりゅうもんじ)文字で真理は悟れない。

◇放下着(ほうげぢゃく)執着はエネルギー源でありストレス源でもある。

◇法灯明(ほうとうみょう)本当に正しいことを頼りとしなさい。

◇本来無一物 何もない。実体のないことを指す。悟りも無ければ迷いもない

 自分も無ければ他人もない。 Oneness 全ては一つ。

【ま行】

◇莫妄想」(まくもうそう)

音が聞こえる。その音の距離は?どちらから聞こえるか?などと思考を使えばどこまでも自分中心に捉えてしまう。これを思考を使わずに聞けば...ただの音になる。自分は居なくなる。その方向も時間も過去も未来もない。

◇無功徳(むくどく)功徳を求めれば功徳なし。

◇無分別(むふんべつ)比較しない視点、区別しない考え方。

【や行】

柳緑花紅(やなぎはみどり はなはくれない)色眼鏡を外した世界をみたいなら

【ら行】

両忘(りょうぼう)頭のなかにある固定概念という頑固な物差し。

以上、禅語一覧サイトからも抜粋転載しました。

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