以前にこのコラムで作品をご紹介したが、数少ない氏の写真が見つかった。ここに掲載します。
氏とは長年月の交流で、どれほどの芸術論を戦わせたことか、懐かしく思う。すべてに厳しい人であったが、彼は絵画の中に自由で広大な世界を構築した。生涯作品1万点を目指したが、還暦を待たずに亡くなられた。彼をもう少し支えることが出来たのではないかと、悔やんでいる。
その後、氏の作品は散逸してしまった。私の手元に残るは6点のみ。
出来ることなら彼の作品展を開催したい。
この作品は「青のシリーズ」中の一作。
この青を表現するために氏は執念を燃やしていた。