阿部浩之会長の写真コラム

ー2°C

被災地の方々はどんな気持ちでこの寒さと戦っているのだろう。 今朝の自宅庭の気温を見て身震いした。そこで昔の記憶がよみがえる。厳寒の2月、島根の石見銀山を訪ねた。海辺のブリザードを浴びて動きが悪くなった ...

第十パーク

我が町の代表的和菓子店「岡萬」が出店したこのお店、「」はこの立地で集客するのは大変なはずだが、77歳のオーナー社長は自らを追い込み、私財を投げうって出店した。 製品は吟味された逸品ばかり。神戸でも通用 ...

アルゼンチン大統領の演説

つい先日のダボス会議で本物の「リバタリアニズム」についての名演説があった。まるで西側先進諸国の喉元に突き付けられたナイフのような鋭さです。アルゼンチン共和国の置かれた厳しい国家情勢の中で語られた、生命 ...

ビョーク

映画「ダンサー・インザ・ダーク」をご存じだろうか。2000年度の上映作品だ。記念碑的な作品で、この辺りから欧州映画界に一つのムーブメントが起こった。 映画について詳しくはこちら、写真も→https:/ ...

書きかけ小説④「してやってくれ」

「してやってくれ」   「おまはんも察しが悪い奴やなあ」 「ほなけん、頼んどるやろ」 「抱いてやってくれと言っとんじゃ」 「うちの ヨメ、おまはんが好きなんやって!」 高瀬欣次は洋二に向かっ ...

書きかけ小説➂「りっちゃん」

しばし退屈しのぎにお付き合いください。退屈なのはどちら?なのか定かでありませんが。 1975年頃の京都市内街頭スナップ 「りっちゃん」  「あーら、二人ともそんなところへ入り込んで仲良しでいいわね」 ...

書きかけ小説➄「1970」

書き散らしたままの未完小説を、いったいどうすればいいのか。意志薄弱な自分がいる。少しの時間おつきあいください。 東海道本線 垂水駅辺り 「1・9・7・0」 通行量も少なくなり諦めかけていると、二人の眼 ...

書き散らし小説➁「喜作さん」

これは書きかけの小説の冒頭です。  「喜作さん」 阿部浩之   まだ三歳に届かぬ浩は、先ほどから米糠でよく磨かれて黒光りする桜木の縁側によじ登ろうとするのだが、どうしても這い登ることができな ...

キューバ

この写真は友人の滝畠豊美さんの作品。いつかは沖縄で暮らすと言い、即実行するアクティブな彼女。部類の猫好きでもある。 あるとき「キューバに行ってくる」。そのときすでに退職届も出し準備万端。カナダ経由で往 ...

輪島

まるで竜の首のような能登半島。一周すればその表情は様々。まずは福井県の絶景、東尋坊を北進する。向かうは若者を引き付ける千里浜なぎさドライブウェイ。その後富来町の灯台を見学して、そのまま輪島の民宿に向か ...

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