Macintosh G-5

懐かしいオールアルミで巨大な躯体。しかもいまだ現役で動いている。使う本人は定年退職元社員だが。"オールドMac"はノスタルジックな気分にさせてくれる。

このG5が持ち込まれたのが数日前。本人によれば「一切起動ができない」とのことだった。確かにComand+Option+"P"+"R"から始まり、Shift起動、Comand+"R"起動など、覚えている限りの起動方法を試みたが、クラッシュ画面が出てくるだけ。仕方なく本体をバラし、無理やりDVDスロットを開ける。

(開いた!)

ドライブ起動できれば、もうこっちのものだ。今どきDVD起動ができるからありがたい。リカバリーDVDを入れるとシステムのフル・インストールが始まる。ここでようやく修理見込みが立ったわけだ。

でも、つまらない時代になった。現行のPCほぼすべてがセキュリティ対策上、バらしたり外部起動(USBは除く)ができなくなっている。勝手にパーツ交換などしようものなら、一切認識されなくなる。

”Apple Support”に修理依頼すれば、ハードウェア故障でない限り、ほぼリモート修理がなされる。そのためにはWi-Fiを用意し、ユーザーIDや、本人証明が必須要件。

思えば"Power Book 2400c"(1997年発売)以来、数十台のMacを使ってきたが、いまさらふと思う。ターミナル書き込み程度の経験しかなく、"UNIX"も扱えない。プログラミングひとつできない自分がいる。

本体カバーを開けると、中まで美しく意匠デザインされているG5

再インストール開始画面

 

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