NIKON Z-7Ⅱ

半導体不足も少し落ち着いてきたようで、NIKONのミラーレス一眼をオーダーした。待たされたのは1ヶ月ほど。

Z-7IIで初撮り

その昔、初めて買った一眼レフは"Nikon-F"。名機だったが、電子化の波に乗りCanonにシフトする。

10年ほど前からまた"Nikon"に逆戻りした。

今回 ”Z-7 Ⅱ”を手にして率直に感じたことを申し述べます。

僕は仕事上スタジオで使う頻度が高い。カメラを箱から取り出すと、すぐにメニュー画面から個人設定を始める。そして使いやすいオリジナル設定を見つけ出し、設定を保存しておく。撮影時にセレクターダイヤルで素早く設定一式を変更できるからだ。ユーザー設定ダイヤルの"U-1"は本店スタジオ。"U-2"はロケ用途。"3"は別のスタジオ。それぞれ専用の設定。具体的にはファインダー視度補正、感度、色温度、Raw設定、AFエリアモード、ピクチャーコントロール、フラッシュモード、Wi-Fi設定、まだあるが掲げるのが嫌になるほど設定ができる。

こうしてオンリー・マイ・カメラが出来上がるのだが、一度設定してしまえば後に触ることはない。その設定も3つ登録したらそれで終わり。面倒な作業は以後しない。

このカメラで仮に舞台撮影、競技撮影をするならば、カメラをフルオート・モードにする。せいぜいピントモード、連写設定を選べば優秀なカメラがカバーしてくれる。

最近の一眼デジタルカメラは設定メニュー階層が深く、そのためMyカスタムチューンはとことんできること自体はありがたい。ユーザー目線に立ったメーカーの姿勢は素晴らしい。

しかしユーザーはここまで設定を追い込んでいくことに疲れる。

設定を追い込むほどに用途が限定されていく。

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