父の遺言2

晩年の父は、かわいい孫娘(僕の娘)にこんな書を贈っていた。

里の父は大戦中、「書」で命拾いをした体験から几帳面の鑑であった。

弓道もたしなみ静かな余生を送った。いま自分はその生き方を知らず知らず真似ようとしている。が、このところ世界情勢はとんでもない時代に突入している。

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