以下、太字は同書からの抜粋です。
文明 社会 では こうして 人々 が 所有 欲 という 倒錯 し た 愛欲 を 発展 さ せ て き た。 そうした 倒錯 的 愛欲 の 飽和 点 で 生まれ た 制度 が、 現代 の 資本主義 でも ある。
次の地球文明の中心はアジア、アフリカ地域だとよく語られる。これは人口動態だけを見ているいるわけでなく、地球人の価値観の根底に大きな変化が生まれていくことを意味している。
少数民族だが、本作中の彼らがその答えを持っていると、この本は明快に示している。戦いもなく、偏った所有欲から沸き起こる競争もない社会。1万年も続いた平和な縄文時代のような共同体の在り方に、立ち返る時が来たのかもしれない。
あと500年かかるかもしれないが。