およそ仕事、業務は限りなく合理化することによって前へ進めていくこと。それによっていま手元にある自分の仕事をスタッフに手渡し、自らは次の業務の見直し、合理化に向かっていくもの。そう考えて仕事人生を歩んできた。
しかしこの考えを突き進めると、意外な落とし穴にハマる。「合理化の病」だ。これは前回に述べたので、ここでは説明を省略する。思わぬところでこのフレーズに出会った。
以下、天才手塚治虫の言葉を味わっていただければ幸いです。
合理化 は ゆとり や 遊び の 空間 を 消し て、 むしろ 人 を 遠ざける こと に なる。
( 手 塚治 虫)
※田中慎弥. 孤独論 逃げよ、生きよ (pp.33-34). 株式会社徳間書店. Kindle 版より抜粋。