久々にバイクが売れている。昨年、国内生産は40万台に回復した。それでも1980年の総生産249万台に比べれば市場規模は1/6。現在、ライダーの平均年齢は54.7歳。彼らは最新のバイクに乗る。50代以上のライダーは新車を購入する比率が高い。
一方で昭和の時代のバイク、つまりビンテージものに乗るのが若者世代。しかしビンテージ版の方が価格は天井知らず。それでも売れるらしい。
そんな日本市場だが、マーケット規模は年々縮小傾向。人口減はこんなところにも影を落とす。
インドネシア、タイ、インドが活況を呈している。インド一国の2輪車生産は1800万台を超える。日本の二輪メーカー4社も国内生産にはあまり関心がなく、売れる国に工場を持ち、世界のバイクメーカーと戦っている。
人はなぜ二輪車に乗るのだろう。乗馬もそう。危険を承知でまたがる。風を切って街を駆け抜ける。そこに青春を見つけるのだろうか。