ふじをかひでかづ氏の自費出版写真集。内容は愛犬ゴールデンの「レオ」との暮らしを綴った写真日記。レオの毛並みの美しさがモノクロームで表現されている。やはり写真はモノクロでなければ、そう思わせる作品です。
自費出版本は誰でも気軽に出せる時代になったが、広く一般向けに売ろうと思ってもそれは叶わない。（自費による）出版と言うが、自ら書店を回り売り込むしかない。配本取次会社のルートに乗せるには相当な販促費がかかる。運良く有力者の目に留まり売れることを期待しても仕方ないが、作者としては（心のどこかで）評価を期待するもの。
総務省調べによると年間出版物総数は72000冊。この無限の世界に「レオ」くんの本が旅立った。