畝山智香子さんの本

予防接種は受けないほうがよいという情報を信じるあまり、子どもに受けさせず、結果として麻疹に罹って何カ月もお休みすることになった人。プラスチック製品は危険だから使わないでと保育園に要望を出してきた保護者。水道水は危険だからと何十万円もする浄水器を保育園に売りに来る業者。子どもたちに配られるおやつのお菓子類を「発がん性のある添加物が使われている危険なもの」と言って子どもの目の前でゴミ箱に捨ててしまう保護者。そして小学校では水にありがとうと言うときれいな結晶ができるという授業。

あまりにも非科学的な食品安全情報が氾濫するのを著者は嘆いてる。僕にとっては目から鱗の本でした。

上記斜線部は畝山 智香子. ほんとうの「食の安全」を考える: ゼロリスクという幻想 (DOJIN文庫) (Japanese Edition) (p.188). Kindle 版より意訳・抜粋しました。

© 2024 阿部写真館 徳島本店,大阪本町靭公園前店,茨城プレイアトレ土浦店