街にツーサイクルエンジン・ベスパのエンジン音が聞けなくなって久しい。
「タンタンタン!タタンタンタン!」と白い排ガスをまき散らしながら、颯爽と走ったものだ。
いまも一部の愛好家たちが各地で走らせているようだが、CO2排出問題からあの白い煙が敵視され2スト・エンジン車は製造されなくなってしまった。
CO2問題もヨーロッパではいま大変なことになっている。足並みをそろえて温暖化対策と称しEV車開発に集中していたが、各国はそれが間違いだと気づいた。製造工程で排出されるCO2は電気自動車のほうが多いことに気付いたわけだ。"SDGs"などと学校でも教えてきたことの一部が間違いとあれば、先生たちはどうするのだろうか。