鳴門「すし勝」

出かけたこのお店、ただの寿司屋でない。本格的な割烹料理店のコース料理を超えるものだった。刺身の盛合わせも、ただものでない凝り様。下の写真に上手く再現できているか自信はないが、鯛の切り身に注目いただきたい。皮まで紫色に染まっている。鱧は1mm間隔に刻みを入れないと食べられないが、ここの調理の仕方は見事な刻みで、骨を溶かしたのではないかと思わせるほどの細かさで包丁が入っている。

丸くなった店主の背中に執念が滲み出ていた。

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