オールドレンズともお別れ?

先日来、「高く売れる.com」に22点のカメラ機材を売りに出したが、父の愛した希少レンズはやはり売るわけにはいかない。心が痛む。

ということで4本のレンズは、保管庫に戻した。

特に希少な "Symmar355-620mm"。これは後玉を外すと焦点距離が620mmという長玉になる。写真下の "Super Angulon 90mm"は4×5inchフォーマットでは超広角レンズになる。これらいずれもドイツ・シュナイダーの全盛期の製品。かなり高価だったろう。

この先おそらく使うことはないこれらのレンズ。苦しい時代を父と共に歩んだ唯一の証は、この保管庫から出ることはない。いや僕の寿命が尽きるまでなのかもしれない。

 

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