天才小川洋子の新刊本「まぶた」に収録されている短編「飛行機で・・・」。
収録8編中でいちばんの名作です。氏の「博士の愛した数式」で体験した読後感は、いまだ心に残る。どんな名作映画をも越えている。そう感じたのは僕だけでないはず。阿刀田 高氏をも超えている。ノーベル文学賞をあげたいものだ。
日常の中に題材を求めながら、描くのは「こんな出来事あり得ない」と思わせるほどのサスペンス小説群です。いや小川洋子という新ジャンルでしょう。
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