JR大垣駅前

東海道本線大垣駅。ここはJR東海線区樽見線の起点となる駅。三重県桑名まで伸びる養老鉄道の起点でもある。ここで生まれた僕にとって、大垣は特別の意味を持つ。どこにでもある地方都市のひとつ。かつて紡績会社が街を支えたが、それは戦前、昭和の時代。この街も空襲で全滅し、廃墟から立ち直ってきた。

終戦当時、祖父は大垣駅前で問屋業を営んでいたが、空襲でその事業拠点をすべて失い、後に細々とタバコ屋を営んだ。そのころの記憶の片鱗がいくつかある。

焼夷弾による爆撃時、皆は裏の用水路に飛び込んだと聞いている。母屋は焼け残ったのだろう。三歳の僕には古くて大きな屋敷と、よじ登るのに苦労した縁側が、映像記憶として刻まれている。祖父と富士重工のラビットにまたがった記憶も残る。

水の都だけあって、噴水が、運河が随所にある

駅の北に町の中心が移ってきている

この1週間、カンボジア旅行に出かけ貴重な体験を得ることが出来ました。まとまり次第アジア編として記事にしていきます。

© 2024 阿部写真館 徳島本店,大阪本町靭公園前店,茨城プレイアトレ土浦店