写真は逆光がいい (2)

シルエット編の続きです。一人なつかしさに浸っているわけではない。

最新のデジカメ、スマホから出来上がる画像は、かなり色付けがなされ彩度が高くなっている。さらに低照度でも発色は強調され、いつしか我々の眼が慣らされてしまっている。いまや色の忠実性も基準値もなくなってしまった。いわば写真も仮想空間に溶け込んでいる。疑似空間の仲間入りをしていく。

写真という概念もなくなるだろう。さてどんな表現をしてゆくか。

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