Apple iCloudの危険性

いつも突然です。大幅なシステム変更があって、既存ユーザーがイジメを受けるのです。かつて"iWeb"がいきなりサービスを停止し、ブログ引越しを余儀なくされた。それでもMacを使い続ける自分に呆れるしかない。今回は備忘録に使っている”iCloud Memo"に対して、いきなり保存期限の短縮を通告してきた。いや?自分の記憶ではユーザーサポートからの連絡は一切なし。突然のページ表示変更で「このメモの保存期限は最大40日...」。

(ふざけるな!!!)

ユーザーの声を聞かないことでも有名な会社。怒りを通り越した。700本以上もあったものが、2017年以前のメモが消えているではないか。最近どうもiCloudの反応が悪いと思っていたらこの始末。

(もうAppleは信用できない)

10年前から保存していたメモには、読書メモや友人から送られてきた詩・文などすべて保存していた。2/13、いつものようにメモ検索を始めても目的のメモがヒットしないので

(あれ?オカシイな?)

そう思っても後の祭り。幸いにもWindows機で開くと736本の表示がまだ出る。写真などの全データを必死になって、GoogleCloud、Amazon Cloud、MicroSoft OneNote,そしてMy Original Cloudに引越。三日をかけて完了した。

その日の早朝は、引越し作業をやり遂げた充実感はあったが、最悪の機嫌のまま戸外に出る。一面の霧。向こうの山々も、行き交う車も美しいベールに包まれていた。

↓のように、霧に包まれた月姿を見せてくれたわけだ。見上げた一瞬で機嫌も直った。怒りは吹き飛んだ。

霧が晴れた一瞬の月姿(2020.2.13)

ふと思う。クラウド事業者の立場に立てば、増え続ける一般ユーザーのデータ量に追い詰められていることは確か。許そう。競争も激しい世界に生きる野獣のようなIT業界を。

弊社でも1999年全面デジタル化に進み、当時不安定なファイルサーバーを使いながらも結局諦めざるを得ず、高額な7Teraの本格サーバーを相次いで導入した。

苦しみと共に歩んだ20数年。思えば楽しい日々を送ったのかもしれない。

下は↓今朝の月。曇り空に微かに覗いた月姿。

 

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