コルドバ

アンダルシア地方の北西部にある美しい町。アルハンブラがあまりに有名なため観光客は通り過ぎてしまいそうだが、フラメンコが聞こえてきそうな古い歴史の街。ここに驚きのモスクがある。外観はモスクで、何とも奇妙だが、中はカトリック大聖堂。「コルドバの聖マリア大聖堂」はコルドバ歴史地区として世界遺産登録されている(Wiki 、Copilot GPT 検索なら「コルドバのメスキータで検索」)。

ところで、スペイン各地に必ずある教会。そこには紀元前から侵略の歴史が刻まれている。教会の外観はイスラム風で中身の様式はキリスト教。中にはくっきりとふたつに様式のわかれる教会も。つまり南北間の流入、反乱、戦争の歴史が教会に刻まれている。

ちょっと調べただけでも気の遠くなる分裂と戦争の歴史。”Wikipedia”のスペイン史から以下、抜粋してみた。

BC3000年イベリア人の流入→ケルトの流入→ゲルマン大移動→ローマ帝国による支配→アストリア朝支配→AD376年西ゴート族の侵略→AD700年ウマイヤ朝誕生(この辺りからイスラムの影響あり)→そして数々の建国、分裂、統一を繰り返す。1936年最後の内戦、スペイン戦争。そのころピカソのゲルニカが描かれた。反乱、建国、その流れは覚えきれない。第二次世界大戦にスペインは参戦していないが、国が落ち着くには1977年の総選挙実施まで待つことになる。

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