出掛けてみて初めて知った。この地のスーパーシティ構想は着実に進んでいる。過疎化対策にも合致し、国の支援も狙っているが、運営母体”ヴィソン多気”は周辺5町村を巻き込み、「補助金を当てにしていない」と血気盛んだ。国の国家戦略特区構想は大きなチャンスだが、しょせん政治力がものをいう世界。
このプロジェクトに対して、出資者がまた凄い。DNP(大日本印刷)、イオン、ロート製薬、そして外資系投資会社ファースト・ブラザースの4社が組む。昨年立ち上がったばかりでまだ赤字会社だが、地方再生を表看板にさらに資金を投じていくのだろう。
”VISON”では無人運転シャトルバスが走り、若者たちは電動キックボードでこのリゾート地を動き回る。しかし若者は飽きっぽい。これからどんなストーリーを描いていくのだろう。