世界のお金の半分を支配すると言われる投資会社”ブラックロック”が「株主資本主義」の終焉を宣言した。これからは「公益資本主義」の時代が来るという。一見立派だが、しかしからくりが透けて見える。国を豊かにすることと、国民を豊かにすることはそもそも一致しない。利益至上主義からは脱却できまい。
今後、国境をなくすというグローバリズムは音を立てて崩れていく。サプライチェーンも中国の国家的危機で成り立たなくなってきた。ウクライナ戦争は世界的な食糧危機を引き起こした。移民問題も歪が出て国家主義者が中心に登場してきた。
そんな中にあって、日本の政治家たちは「党益」や「保身」しか関心がない。情けない国になってしまった。