
トルナトーレ監督。写真はWIKIより
自分の尺度で勝手に好きな監督を並べると、
一番は、ジュゼッペ・トルナトーレ。イタリアのシチリア愛が作品前面に出ている。その観点でいうと、二番は大林宜彦。「尾道三部作」など尾道愛が突出している。
三番は、スタンリー・キューブリック。原作なしに「2001年宇宙の旅」を製作・監督してしまうほどの異才。惑星を旅する人類の将来に向けて、様々な問題を指摘する監督の知性はもっとも偉大である。宇宙船を制御するのはコンピュータの”HAL”。彼が主役だ。それは終末的で、哲学の世界に引きずり込まれるような作品。
ここで掲げていないスピルバーグ監督は、順位とは関係なく別格です。世界映画市民なら異議を唱える方はいないだろう。