トランプに翻弄されたウクライナ戦争の和平交渉。米国抜きのNATOは結束できずに、英仏独それぞれの思惑が絡んだまま。誰もリーダーシップを取れずにいる。そこでイタリアのメローニが動いた。ウクライナを非加盟のままNATOの保護下に置くという。プーチンも絶句しただろう。

写真はインドの英語ニュース テレビ チャンネル"Network18 Group"より
極右などと揶揄されてきた彼女。このカワイイ彼女が「やるならやるぞ」と決意を示せたのは紛れもなく欧州の救世主だからだ。英のスターマー首相も仏のマクロン大統領も自国のポジションばかり探ってはっきりせず、独は選挙後の政権が固まっていない。3国はウクライナ軍事支援から腰が引けている。そんな中、たとえ世界大戦になろうともイタリアはプーチンに対抗していくと決意を示した。
ひょっとすれば、この決断のスイッチを入れたのもトランプの演出なのかもしれない。外交交渉とは複雑なもの。2025年は世界から目が離せない。