グローバリズムの門出

ここは長崎市。港に向かって堂々と建つこの建物は「旧香港上海銀行長崎支店」。歴史的建造物として保存され博物館として整備されている。その堂々とした風格。

明治の開国と同時にあのトーマス・グラバーも長崎外国人居留地にやってきた。彼ら貿易商を支えたのがこの銀行。そして我が国は外国の資産・技術を取り入れ、急速に軍事力を増強していくのである。

いつの時代も、結果的にグローバリズム(ヒト・モノ・カネの自由往来)は戦争を引き連れてくる。

建物は保存運動の成果もあり、現在も多目的ホール、結婚披露宴会場としても利用できる。

© 2025 阿部写真館 徳島本店,大阪本町靭公園前店,茨城プレイアトレ土浦店