座禅の実際 Vol.1

家に閉じ込められて暇を抱えておられる方に、ここは「暇」という感覚を解き放ってみませんか。以前にもご紹介しましたが、私の師匠土野先生の座禅誘導の言葉を再びご紹介します。

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眠りに入ってしまう人は、日常で思考が多過ぎる。

少し視点が背後にシフトする感覚を得ようと試みる。

善悪、はたまた生死の二極性の中で〈肉体〉の自分が何かやろうとするが、

本当の自分はそれを眺めるだけにする。

〈座る〉だけでなく、歩きながらでもいい。単純行為の中で、

それを感じるのも立派な〈瞑想〉である。

今聴こえる音に耳を傾け感じてみる。

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冬の海(島根県)

善意も悪意も、イライラも落ち着きも身体を出たり入ったり。だから〈執着〉を手放すことが必要。空間を意識してハート・スペースを確保する。

座禅するときは合掌の〈手のひら〉〈手の甲〉〈座骨〉の三つに意識を向けてみる。

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