頂き物の「三好菊大吟醸・スパークリング」。これは後処理で炭酸を加えたものかもしれない。味はすっきりしているが四国産特有?の癖がある。
徳島の地酒醸造元は三好市と鳴門市に集中している。この「三好菊酒造」は池田町の独自ブランド。日本酒の退潮傾向が長きに渡り、販売不振で多くの蔵元が淘汰されてきたが、業界努力の結果、フランスなどで日本酒ブームが起こり、日本酒の海外展開も急。しかし原料米の磨き具合によるカテゴリーは曖昧になってきた。それだけ様々な味わいを楽しめる時代になったともいえる。
2023年、徳島のトップブランドである鳴門・本家松浦酒造は、不動産業界で太陽光パネル販売の「日生開発」に買収された。表面的には日本酒ブームに乗って海外展開を図るのだろうが、迎え撃つ在来の蔵元はさらなる販売力強化が勝負の分かれ目か。