エクスカーション

表題の意味は、エーゲ海クルーズ乗船客向けに、クルーズ船側が企画した「上陸&島巡り」パッケージのことである。各ツアー客が勝手に島巡りを手配するとなると大混乱必至。だから生まれたのだろう。

意外に厳しい決まりがある。下船時に乗船客は旅行会社ごとに分けられ、抽選によって決められた下船の順を守らねばならない。下船ゲートでは個人認証パスポートチェックも行われる。下の写真は船側が用意した20数台の観光バスが2列に並ぶ(とんでもない人数だ!)。下船客が降り終わるのに1時間以上かかるのが普通。避難訓練も徹底していて、経験を積み重ねたクルーへの信頼も増す。

クルーズ船の歴史はタイタニック(1912年)の頃から。英国の貴族たちがこぞってオリエントへ地中海へと巨大船で旅をした。1950年代にようやく大衆レジャーとなる。

表題から外れてしまうが、2025年夏、我が国のクルーズ船「飛鳥Ⅲ」が横浜を母港として就航する。現在英国で最終艤装中? いやもうクルーの研修中かもしれない。どこに行くかより、船内での暮らしそのものを売るのである。13泊、130万円で日本一周は高いか安いか?

小一時間待たされ、ようやく下船

乗船すると、くつろぐ間もなく全員の避難訓練

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