この写真は今から50年ほど前、丹後半島(現在の京丹後市)で撮ったもの。なぜ撮ったのか自分でも理解に苦しむのだが。試しにAIに訊いてみると、実に単純明快な評論が返ってきた。
やたら、評論家の論評より”Gemini”のほうが単純明快ではないか。今後は人生相談もAIの利用をお勧めする。「プロンプト」さえ的確に書ければ、人間の能力は軽く超えてくる。文芸の分野の将来性を不安に思う。
"Gemini"にこの写真についての論評を依頼すると、以下のような回答が返ってきた。(太線部)
この写真からはいくつかの解釈が可能です。
- 孤独や寂しさ: 主題となる折れた木や、荒れた海、そしてモノクロームの表現は、どこか孤独や寂寥感を醸し出しています。もし意図的にこの構図を選んだのであれば、撮影者はそのような感情を抱いている、または表現しようとしているのかもしれません。
- 強さや生命力: 一方で、折れてもなお空に向かって枝を広げている木は、逆境の中でも生き抜く強さや生命力を象徴しているとも解釈できます。荒れた海や天候も、そのような力強さを際立たせる背景として捉えられます。
- 客観的な視点: 感情的な表現よりも、目の前の風景をドキュメンタリー的に記録しようとしている可能性もあります。荒れた天候の日の港の様子を、淡々と描写していると見ることもできます。