今でも決して見劣りしないポジ&ネガ独特の色調、トーンは捨てがたいもの。仕事以外の写真もずいぶん貯め込んで、段ボール箱に5個。すべてフィルムだ。身辺整理しようと廃棄を始めたまではいいが、結局その処分に1年かかった。気になるカットを選りだしスキャン作業を続けること1年。その中から順次ご覧いただきたい。
スキャンデータの一部は、費用も掛かったが写真集にまとめた。
その後は何か自分の責任を果たした気分で、デジカメ時代になるとカメラを持ち歩かなくなっていった。写真から離れたのではなく、お手軽なスマホカメラに移行してからというもの、あまり写真データに気が入らなくなっていったのかもしれない。
たくさんの画像データを貯金のように貯めてきたが、それほどの愛情を向けられずいつしか消えていくのだろう。それがいいのかもしれない。

2点とも吉野川