ネガの時代を楽しむ

あっという間に短い秋は行き過ぎる。写真は2カットともフィルム撮影。撮影はおそらく50年ほど前。場所は那賀川エリア。ラストカットは脇町の大滝山。こうして自分の撮った写真を眺めると、思いが入る。不思議な感覚にもなる。

(なぜ写したのだろう?)

その答えは自分の中にはない。これらはすべて過去の記憶。結局はただの幻想なのかもしれない。その点、フィルムは物質的なもので手許で実感を感じることができる。反対に、デジカメデータはただの電気信号だと思い知らされる。

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