フィルムカメラを懐かしむ (6) "LEICA Ⅲ-F"

父の命と言っても過言でないカメラ"LEICA"。自身娘に「らいか」と命名しようとして家族の反対に遭った。

”ⅢF”は世界二番目に35mm映画フィルムを使った元祖カメラ。1950年の発売。今だ現役で動く。フィルムパトローネは独自の形状で、自ら暗室でフィルムを詰める必要があった。父は娘の誕生と同時にこのカメラを買った。新聞記者も憧れるこのカメラ。市場では$4.000-程度。現在売り出されているM型ライカは100万円を超える。今も昔も変わらぬ価値。見ていて惚れ惚れする。立派な工芸品だ。

REICA ⅢF

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